不完全存在の掃き溜め

物語などについて思ったことを自己満で吐き出す場

9月に触れた物語まとめ【ネタバレなし】

おばんです。

最近アホみたいに本を買っては積んで読んでを繰り返しているとらっどです。積み本、積みゲーはオタクの嗜みですね。

そんなこんなで今月はいろんな作品に触れたんでどの作品記事にしようか迷った結果、全部書けばええやんってことになったんで今回は9月に触れた物語の紹介、ネタバレなしの軽い感想を書いていこうと思います。ただ、現行で追っている漫画やラノベの新刊の感想に関してはどう足掻いてもネタバレにしかならないので短く済ませます。悪しからず。

それでは早速書いていきましょう。

 

1.紫色のクオリア

f:id:trad0605:20190928211204p:image

おすすめの本をTwitterで聞いたら複数の人に勧められた作品。

人間がロボットに見える少女とその友人の物語。タイトルやロボットに見えるといった点からわかるだろうが、クオリア問題含めオタク大好き量子力学、哲学の話を使って語り掛けるテキストで読みやすかった。

余談なんですけど、こういった物語によく出てくる量子力学、哲学の話をわかりやすく解説してくれている『哲学的な何か、あと科学とか』といった本があるのですがこちらもおすすめです。こういった話が出る物語ではそれぞれ物語内である程度解説がありますがあらかじめ知っておくとスッと入ってきて読みやすくなるのでオタクは読んでおくといいかも。

話を戻して、この物語は3章構成なんですが章の使い方がとてもうまい。人によってはこの物語でこんな終わり方でええんか?って思う人もいるかもしれないが、導き出されたクオリアの答えは納得できるものであったし、とてもきれいだと僕は思いました。詳しくはネタバレになるんですけど、ある物語のあり方へのアンチテーゼのようなものも感じられて僕は好きでした。

読後はこの読後感がうまく言語化できなくてほんとにきれいな物語だったしか言えないオタクになっていて言語の限界を感じていました(いつも感じてる)

色々な人がおすすめするのも納得できる綺麗な物語だったんで未読の人はぜひ読んでみてください。

 

2.雨の日アイリス

f:id:trad0605:20190928211220p:image

こちらも勧めてもらった本。

ロボットと人が共存する世界でとある家政婦ロボットとして生まれた少女の物語。

結構きつい描写もあり、読んでいてつらい場面もあったんですがロボットの生について描き切ったつらくも美しくて暖かい物語でした。

きつい描写があると吐き気がしてきたりする人間なんでそういった描写は書かないでくれーって思っているんだけど、やはりそういった描写があるからこそ感動できることもわかっているので読んでいるときはとても複雑な気分になってる。

読み終わった後にはよかった…よかった…ってなるので未読の人はぜひ読んでみてくれ。

 

3.セヴンデイズ

f:id:trad0605:20190914010245p:plain

これも勧めてもらった全年齢pcゲーム。

定価で買った直後に公式でセールが始まったり、セーブデータが消えたりとこのゲームに嫌われてるんか?とか思ったのはまた別の話。

ヒロインの7人の幽霊が成仏するまでの7日間を描いた物語。

まあこの時点で別れで泣かせに来ている物語だとわかるのだが、正直やる前は7日間で泣けるんか?って思っていました。こういった別れで感動させる物語って日常をどれだけ描くかじゃないですか、量含め内容含め。それを7日間で描いて感動させるのは難しくないか?って思っていたんですが…

7人全員泣きましたね。

キャラを描くのがめちゃくちゃうまいのと、生前の話を含めて7日間を描き切ったので1人1人にちゃんと破壊力がある。7日間7人という区切られている話でありながら、とあるルートでそれまでのことをでちゃんと清算してくれていたり、trueがあるゲームなんですが前述の通り1人1人をちゃんと描いているのでtrueのためのゲームになってない点もとてもよかった。そんなtrueは王道でこうあるべきって終わり方なのも良かったし、EDの歌詞もよくて曲も文句なし。ただ、唯一の不満点を挙げるとtrueの解放条件かめんどうくさかったことですかね。いや、やりたいことはわかるんですけど、1回見たら良くない?って思わなくはない。特にノーマル→goodって良い方を残しておくタイプなんで大変だった。

ミドルプライスなのでそこまで長くなくて泣くことができるので泣ける物語が読みたい人におすすめ。これから買う人はpc版だとtrueのアフターというかもう一人のヒロインの話がついてくるんでそれがおすすめ。

 

4.ぼくたちは勉強ができない 13巻

f:id:trad0605:20190928211243j:image

最初は先生がかわいいってだけで読んでいたけど、10巻ぐらいから話もおもしろくなってきた漫画の新刊。今回もおもしろかったので気になる人は少し前にアニメやってたのでそっち見てみるのもいいかも。

 

5.僕の心のヤバイやつ 2巻

ヤバイ漫画の新刊。尊さがヤバイのでみんな読むべき。ヤバイ。

f:id:trad0605:20190928211252j:image

 

6.120円の春

f:id:trad0605:20190928211723p:plain

オタクの天気の子の記事を読んで気になった全年齢pcゲー。

短編集で四季の数、全4篇あり、どの短編も何気ない出会いから始まる心温まる物語でした。

個人的には大人と子ども、夢と現実みたいな話が大好きなので春と冬がぶっ刺さって、春>冬>夏>秋の順に好きでした。なんなら春は泣きましたし、冬のメガネ外すとこでも何故か泣いてしまった。

先ほどから何度も「出会い」という言葉を使っているのですが、これは作中でもよく出てきていたり、夏のきっかけはなんでもよかったと思わせる終わり方でも「出会い」を強調しているような気がしたりと「出会い」についていろいろと考えさせられる物でもありました。

うまく言えないんですが(こいついつもうまく言えてないな)現実に疲れた社畜のおっさんたちに読んでほしいなって思いましたね。

短編なので長くないですし心が洗われるのでおすすめです。

余談だけど冬のbgm好き。

 

7.五等分の花嫁 11巻

f:id:trad0605:20190928211322j:image

義務教育漫画の新刊。全オタク読むべき。

ちなみに僕は25341。これに関しては記事書いてたりするので興味ある人は探してみてくれ。

 

8.nineシリーズ

f:id:trad0605:20190928211524j:image

現状ここのつ、そらいろ、はるいろが出ているぱれっとの4部作えっちゲーム。

正直どうせコンプリートパックが出るだろうからその時買えばいいやと思っていたんですが、3作目のはるいろをオタクが絶賛しててやったほうがいいと言われたので買いました。

そして、感想なんですが、たしかにはるいろは文句なしの出来でした。話が動き出してシンプルに面白かったり、春香先輩えっちだし、春香先輩えっちだし。

ただ面白くなるのがそらいろの終盤からと遅い。ここのつなんて話が進まなさ過ぎて感想がえっちだったしか出てこない。本腰に入るのが遅かったこともあり4部作と言われているが次で終わる気がしない。5,6作になってもいいからちゃんと物語を完結させてほしいと個人的には思っているけどどうなるか。

あと曲がくっそ強いのにサントラが一般販売されていないせいで音源が手にはいらない。この前のぱれっとライブのCDに3作のOP、EDが入っているらしいので16k出して買うか迷っている。再販もなさそうだし…

話が動き出すのは遅いですがおもしろいですし、ロープラなので揃えやすいのでおすすめ。えっちシーンにアニメーションあるのも良い。

 

9.ヴァイオレットエヴァ―ガーデン 外伝

f:id:trad0605:20190928211532j:image

ちょっと前にやってた京アニの泣きアニメの劇場版。

例の火災があって延期するかなと思っていたんですがそんなことなくやってくれて、しかもちゃんと泣かせてくれた。文句なしの外伝でしたし、次の劇場版もとても楽しみ。

ぼろぼろ泣けるので未視聴の人は急いでアニメ見て劇場版も見に行くべき。

 

10.かぐやさまは告らせたい 16巻

f:id:trad0605:20190928211541p:image

こっちもちょっと前にアニメがやってたやつの漫画。

話が一段落してどうなるかなって思っていたけどまた面白くなってきた。

かわいさと笑いを求めているオタクは読むべき。

 

11.ようこそ実力至上主義の教室へ 11.5巻

f:id:trad0605:20190928211556p:image

衣笠トモセのラノベの新刊。

こちらも前巻で話が一段落して次の話への導入パートのような内容だったがかわいさで死にかけた。私服、ショートカット、メインヒロインのメガガルーラもびっくりの3回攻撃で5億ダメージを受けた。やはりトモセの絵は最強なのでえっちゲーマーは読むべき。

 

こんなもんですかね~。

こうやって見るとnineしかエロゲやってないし引退か??

エロゲ以外にもいい作品はたくさんあるので普段エロゲしかやっていないオタクもぜひいろいろと触れてみてほしいです。

短いですが今回はこの辺で終わりますかね。これからきまテン、スタステ、千桃fdと忙しいので!

それではまた来月!