不完全存在の掃き溜め

物語などについて思ったことを自己満で吐き出す場

『月の彼方で逢いましょう』感想【ネタバレあり】

なんかもう花粉が飛び始めているらしく、目と鼻がやばいとらっどです。

いつもこんな早くから飛んでましたっけ?

 

そして毎年この時期にする話題と言えば

 

「今年のバレンタインは何してたん?」

過去の記事見ると2年連続でエロゲしてたらしいので今年は違うと思いたいんですが…

今年のバレンタインはりゅうおうのおしごとの新刊読んで鬼滅の刃見て、マックフルーリーキットカット味食べて終わりました。

りゅうおうは相変わらずの面白さでしたし、鬼滅もこれは流行るのも納得だと思った熱いアニメでした。

何も成長していないのかエロゲじゃないだけ成長したのか…

 

まあそんなことはどうでもよくてですね。

1ヶ月振りにしてえちげーむの感想としては5億年振りの記事になります。

去年の後半にシャニマスにドハマりして(この話何度目だ)(みんなシャニマスをやれ)えちげーむやってなかったこともあって漫画や映画の記事しか上げてなかったのでまーじで久しぶりですね。

 

そしてさらに余談なんですがこのブログも3年目に突入しました。

はやいものですね~。正直何の苦も無くここまで続いたり、毎月記事上げたりするとは始めた当初は思っていなかったので自分でも驚いています。こうして続けられたのも読んでくださる皆さんや絡んでくれている人がいたのでここまで続いたと思っています。ありがとうございます。2周年なわけですしアクセス数とか晒して振り返る記事でも書こうかなとも思ったんですけど需要のNASAとつきかな終わってこれは書きたいなって思ったんでやめました。(アクセス数に関しては昔ちょっと晒したし気になる人は発掘してくれ)今後ものんびり続けていくんで読んでもらえると喜びます。

 

ということで本題に入りましょう。

今回は『月の彼方で逢いましょう』の感想です。

 

f:id:trad0605:20200221163252p:plain

 

やーっとやれましたね。去年の6月だったかな?それぐらいに出てた気がするんですが今更終わりました。といっても発売日に買ったわけではなく、体験版をやってこの手の題材は面白くもつまらなくもどっちにも転ぶ可能性があるなと思ったので見送ってたんですよね。初めて触れるブランドだったので買うなら全部入ったbox買おうと思っていたんで値段が値段だけにこけたら痛いなってことで予約はしなかったんですが、TL見てる感じ良さげだなって思ったんで7月末か8月くらいにboxの新品探して買って一生積んでました。なんでこんなに積んでたかは知らん。ただ積んでる間もいつかはやるだろうっていうのと自分に早くやれという意味を込めてssの付いたライブのパンフや冬コミのセットをポチっていてこれでやらなかったらもったいないなと思いようやく手を出しました。fd出る3月までには流石にやらなきゃなっていうのもありましたし。(とか思ってたのにプレイ中に延期決定してアレ)

え?box買ったならあと3本積んでるはずだって?

 

日本語は難しいですね。

 

終わらせた感想なんですがすごい攻めた作品だなって思ったり、色々と考えさせられてすげー好きな作品でしたね。

ここから感想書いていくんですが、がっつりネタバレあるのとライブのパンフやTLでよく見かけたブランドカラーといったものに関してはつきかなが初プレイということで触れずに単純に物語としての話しかしてないので悪しからず。

では下からネタバレあるんでお気をつけて

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ここからは攻略順に感想書いていきます。

 

きらりルート

非処女のやべーやつ。

母親キャラ以外で非処女ヒロイン見たのいつ振りかわからないレベルでタブーと化してた気がするし、すげー攻めたなって感じ。

個人的には非処女でも全然良いと思っているのでこういった大人といった物を書くならもっと増えていいと思っているし、なんなら陰毛も描いてくれてよかったのにと思ってる。でも、きらりは剃ってそうだしアレ(偏見)

内容に関しても彼女に振り回されたり、彼女のために走ったりとしている主人公の姿は良かったし、「同じ男とは寝ない」といった彼女のポリシーを活かした距離間の描き方はとてもよかった。

そして、きらりのよかったのは他のルートで輝きまくってたところ。輝きだけで言えば他のルートのほうが輝いていた気もするしこんなん好きになるわ。

少し短いなって思ったところもあるがサブなので仕方なし。

 

霧子ルート

拙者、偽物の関係が本物になるの大好き侍。義によって助太刀致す。

これなんかの時にも言ったな。

そんなことより35歳ですよ。35歳。

非処女ヒロインの次に35歳ヒロインとかいうすごい作品ですね。

めっちゃ好き。

 

f:id:trad0605:20200221191246p:plain

f:id:trad0605:20200221191306p:plain

 

わかり味がすごすぎるし、こんなん好きにならないほうがおかしい(n回目)

こんな美人で上司としても最高な35歳さんがいる職場で働きたかった。

年齢といった壁の乗り越え方めちゃくちゃ好きだったんだけど、いい加減この手の私と付き合うとあなたが不幸になる系のヒロインに某麦藁の海賊ごとく「うるせー!しらねー!好きだからそれでいいんだ!」ってその場で返せる主人公が出てきてもいいと思うの。ただ、その場合どうしても関係の描き方が浅くなってしまうと考えると難しいけどね。

きらりもそうだけど、ここで終わるん?ってなったのでやっぱもうちょいボリューム欲しいよね。サブっていうのとエピローグあるとはいえ。

 

栞奈ルート

このルートもサブだしすぐ終わるんかなって思ってたら上の2人より長かったし、話もおもしろくて大満足だった。この作品唯一のbadもあったし。

このルートめっちゃ面白いって思ったんだけど僕だけなんかな。

栞奈が単でかわいいっていうのもあったけど、2人の関係性の描き方のうまさ、過去に夢を諦めた主人公が新しい夢を見つけて2人でそこに悩みながらも向かって行くっていうのめっちゃ良くない??エピローグも最高だし物語っていう点だけで見れば一番完成度高かったのでは?と思うレベルで好きでした。

あとこれは作品全体を通して言えることなんですがモブ含めキャラがいいやつしかいない。男友達の馬鹿2人はもちろん、立ち絵のない編集長や同僚までいいやつしかいない。いい作品だ…

欲を言えば新婚篇、家族篇、子育て篇も見たかったのでFDをですね…

え?FDは雨音だけだって?

????????????

 

めっちゃ好きなルートだったよチクショウ!!

 

聖衣良ルート

最近の社畜は女子高生が家にいるのがデフォなのだろうか。

だとしたら僕の家にはいないのではやくアップデートしなければいけない。

乗るしかない、このビッグウェーブに。

 

この作品の癒し。

決してロリコンではないんだけど、ロリ聖衣良めっちゃ好きだしあの告白シーンめっちゃ好き。

基本的にどのルートもそうなんだけれど、主人公が夢を諦めているといった過去があるので、それを今も夢を追い続けている聖衣良と絡めてうまく描けていたのはとてもよかった。

ただ挿入歌入って一番大事なシーンで誤字るなとは思った。

 

f:id:trad0605:20200221215431p:plain


ここ文脈的に「俺に」よね。

ここで一瞬集中切られてしまったのがもったいない。

まあかわいかったので良し!

 

灯華ルート

推奨攻略順をオタクに聞いたときなんで灯華最後じゃないんや?っていうのを思うぐらいには体験版段階でメインだと思ってたし、一番好きなヒロインだった。涼宮ハルヒのような女の子に振り回されたいと育ったオタクにとってはぶっ刺さりヒロインでしたね。

この作品の冒頭のシーンや意味深な言動。こういった物の先に真実があるんかなと思っていたので本当にこのタイミングで読んでしまっていいのか不安でもあった。まあこの順でよかったと最後まで読み終わった今だからわかるんですが。

ルート単体で見るとこのルートは過去の自分が灯華と恋愛しているのでどうしてもこれまでのルートにあった関係性の描き方といった物が弱いかなというのを感じましたし、サブの栞奈で上がったハードルの下を潜り抜けていったような感じでした。せっかくのメインなのに他のメインにはあった冗長に感じられるほどの日常がなく、ギミックの説明のためのルートのように感じられたのが残念だった点。

ただ、このルートが本当に伝えたかったことは中継者の存在で、灯華がいつも月の向こう側から過去と未来を繋いでいたということではないのかと思いました。主人公と結ばれることがなくても他のルートでは主人公のために尽力していたといったものが残り2ルートで見えれば評価が変わりそうな感じに思っていたんですが、このルート単ではわからないことが多かったり、これ他のルートでは灯華の生死どうなってるんやってことまで出てきてこれもうわかんねえなってなってましたね。冒頭を見るにどのルートでも中継者をしていたと見るのか、ただセリフを見るに主人公とフラグが立っていないといけないのでは?なら他のルートでは?とか色々と考えていたら雨音ルートで衝撃的なことを言われてマジかよってなりましたね…この話はまたあとで。

あとこのルート終わった段階ではタイトルの意味も月の彼方にいる灯華と逢いましょうって意味で回収されたなって思ってました。

このルートはあとでもう一回読み直したい。

ただこのルートは最後のCGとEDの強さは最強でしたね。

アカペラから入るDucaとか最強すぎて終わった瞬間に特典サントラ開いて聞こうとしたら収録されてなくてぶちギレてボーカルコレクションポチりましたね。

僕も灯華みたいな女の子と京都行きたい人生だった。

 

うぐいすルート

多分一番Twitterで名前見かけたんじゃないかっていうルート。

そのこともあり、まあ賛否あるんだろうなっていうのと難病物っていうのはなんとなく察してました。

スクール篇からアフター篇の途中まではエロゲだからちょっと文量あるだけのよくある難病物といった感じだったんですよね。だからなのかわからないんですけど難病物で泣かせに来る残した日記のシーンでもウルウルはしたけど号泣まではいかなかったんですよね。難病物というのを察していたからなのか読みすぎたからなのかわからないですけど、ちょっと自分に悲しくなった。

ただその代りに再び小説を書こうと動き出した主人公のために店を手伝ってくれた馬鹿2人やきらり先生の激励シーンでボロボロ泣きましたね。ああいった優しさがグッとくる。

そして問題はここから。

そういった色々な人に助けられ、共に生きてきた日常を。普通を望み、最期には幸せだったといってくれたうぐいす先輩の想いを。特別な力を使って捨てる選択をしたのです。

多分ここが賛否生まれる点でしょうね。

自分で感想書くまで他の人の感想読まないっていう謎のルールを持ってるんでまだ他の人の意見がわからないのでなんとも言えませんが、おそらくここだと思う。

実際に僕自身も最初はあの日々を捨てないでくれと思いました。これ次の雨音ルートもそうなんですが、正直動きなくて退屈だなって思うまで日常を見せられるんですけど、最後にはそういった物の大切さを描いたっていうのが伝わってくるのはすごいなと思いましたね。

このルートなんて特にそうで、馬鹿2人に聖衣良きらり、こういったキャラがうまく使われていて本当に捨ててしまっていいのかと思わされるようになっていたのがとてもよかったですね。あとこのルートだけ最初から小説家の夢が叶っていたのもなんとも皮肉なもんですよね。

こんな感じでこれまで長々と描いてきた物を捨てるといった選択を誰もが最初は受け入れられないと思います。でも、そんな中で放たれた主人公の一言で考え方が変わりました。

愛していた。

結局これなんだと思いますし、この言葉を聞いてしまったら我々には否定できないなと思わされました。

あの大切な日々を捨ててまで愛した人を助けたい。それを受け入れられるかられないかで評価が変わるんじゃないかな。そう思わされたルートでした。

個人的にはこういった構成の話はめちゃくちゃ好きですね。極端に言ってしまえば捨てるためだけにこれまでの日常を描かなくてはいけないわけでそういった物を描き切れるのは本当にすごいと思います。

ただ、個人的には終わり方はもう少しビター寄りでもよかったんじゃないかなとも思いました。主人公が望んだのは愛する人の生存であり、再開してやり直すことではないのです。言ってしまえば他のルートで主人公がうぐいす先輩と結ばれなければ生きていることはわかっているので再会しないで終わっても良かったと思うんですよね。それがあの日々を捨てることを選んだことへの重みになるわけですし。ですが、結局再会できたと言ってもあの日々は戻ってきませんし、そういった意味では奇跡の対価は払っているんですよね。あの日々を失い、常に何かしらの空虚さを背負いながらも執筆した結果の結末なので、あれが物語的には正しい終わり方だとも思うので難しい。

個人的にはとても挑戦的だと感じ、好きなルートでした。

あと灯華とこのルートだけエピローグがなかったのなんでやねんって思ったんですけど、物語の読後感を考えたらあそこで終わるのは確かに正しいんですよね。でも結局ss出すならあれエピローグでもよくない?って思う部分もある。

これから感想漁りの旅に出るけどこのルートが一番楽しみ。

 

そして、このルートでの中継者なんですけど、この時点では灯華はどのルートでも復讐はせず会って話しただけで、生きて電波塔にいて中継役をしていたのかなと思っていました。

 

雨音ルート

すべてが繋がったルート。

これが最後なのは納得ですね…

途中まではただ掛け合いが楽しくて、雨音がかわいいだけのルートだと思っていたんですがそれだけで終わるはずもなく、エンデュミオンの秘密であったり、タイトル回収だったりと重要なルートでした。

まずはエンデュミオン。

故人の中継者が必要。

なるほどなぁ…

これはすげえなぁと思わされひっくり返りましたね。

つまるところ彼女はって話ですよね…

これで全部つながるんだからすごいものです。

こうなってくると冒頭の彼女はっていうのが出てくるんですけど、雨音のあの別の可能性の世界を見たシーン(両親が生きていて主人公と付き合わず大人になってたやつ)(あれ最初見たときまたこいつらは俺から大切なものを奪うのかってキレてた)と同じ演出なので、単純に灯華ルートの一幕っていうことでいいんですかね。

ここで彼女について詳しく書くことはできるんですが、全部書くのは野暮だと思うんで書きません。読んだ人ならわかるでしょう。

 

そしてタイトル回収。

 

kanata

 

あのシーン最強か??

こんな綺麗に回収される作品久しぶりや。

ただタイトル回収に関してはメイン4人とも『月の彼方で逢いましょう』といったテーマで描かれた物だったとも思うのでこれもすごい。

 

普通に泣いたしいいルートだった。

唯一惜しかったところを挙げると他のルートに比べてサブの活躍が少なかったとこですかね。馬鹿2人と聖衣良しかいなくて、アフター組が最後にチラッときらりが出ただけなのはちょっと残念だった。

 

 

 

長々と書いてきたんですけどこんなもんですかね~。

全体的に日常といったものが丁寧に描かれていて、それをちゃんと活かしたいい作品だったと思います。

どのくらい良かったかというのは僕が久しぶりにこんだけ書いているっていうことから察してくれ。

ここが違うとかそうじゃないぞアホっていうのがあればコメントかTwitterまで。

あと、あくまで個人的な感想なので悪しからず。

次の記事はマルコになるか、実はつきかなの途中にこっそり買ったアイスキになるかはわからないですけど、また読んでもらえると嬉しいです。

 

ということでここまで読んでくださった方本当にありがとうございました。

では!!

 

 

【雑記】個人的2019年物語ランキング

お久しぶりです。とらっどです。

f:id:trad0605:20191231184254p:image

いつの間にか1年が終わり、1年を振り返る時期となっていました。

個人的には今年は去年より多くの物語に触れることができたので良かったかなと思っています。

 

ということで今年最後の記事は僕が今年触れた物語のランキングとなります。

去年はやったえっちゲームをまとめた記事を上げたんですが、今年は純粋に本数が多くてまとめるのがめんどくさかったのと、えっちゲーム以外でもいい物語に多く触れたんでジャンル問わずの物語でのランキングにしようと思いました。

 

選考基準は、

僕が今年初めて触れたもの(読み返したものはダメ)

完結しているもの(未完では判断したくない民なので)

メーカー、作者被りなし(各メーカー作者から1作品まで)

の3つです。

あとはジャンル不問で僕が独断と偏見で10作品選んで順位つけます。

 

前書きをうだうだと書いてもあれなんで早速書いていきましょう。ネタバレはないのでご安心を。

 

10位

セヴンデイズ 

f:id:trad0605:20191231184333p:image

 

7人のヒロイン全員が幽霊で成仏するまでの1週間を順番に描くという設定から見て泣かせに来てるのがわかる全年齢pcゲー作品。1週間という限られた時間の中で各ヒロインを掘り下げ、魅力的に描いて全員ちゃんと泣けるようにできていたのは本当に素晴らしかった。

普通のえっちゲームの分岐と違い、各ヒロインが1本の世界で順番に描かれていたが、その辺の清算もしっかりできていた点、trueの終わり方、本編を買ったらプレイできるおまけでのtrueの補足。全体的に見て完成度の高い物語だった。

ミドルプライスでそこまで長くないけど泣けるといった点で泣きたい人にオススメの作品。

 

9位

空の青さを知る人よ

f:id:trad0605:20191231184340j:image

 

『あの花』『ここさけ』の監督の長井龍雪の新作映画。

現実に打ちのめされて夢を諦めてしまった大人が過去の自分にぶん殴られて、もう昔のようには飛べなくても泥臭く足掻く物語。

もう何度も言ってるんですが、現実と夢、大人と子どもみたいな物語が大好きな自分にはぶっ刺さりましたし、なんならあの花より好きなレベルでした。

冒頭の演出から引き込まれて、流されるままで

いたら気付いたらぶん殴られてた。

僕自身はもう何もない大人側の人間になってしまっていて、だからこそこういった現実だったり夢だったりという物語の眩しさに憧れるし殴られる。

多分大人にこそ刺さる物語なのでそういった人は是非触れて見て欲しい作品。

 

8位

ミミズクと夜の王

f:id:trad0605:20191231184411j:image

 

悲惨な過去を持つ少女と魔物の森の夜の王の物語。

話自体は王道ファンタジーといった感じだが、だからこそシンプルでストレートに殴られた。

どれだけ間違っていても、方向性が違っても、読み終わってみると残るのは優しさしかなく自然と涙が溢れていた。だからこそ登場人物全員を好きになるし、彼らの選んだ結末がとても愛おしく感じた。

単巻完結の本なのでパッと読めて泣けるのでもっと多くの人に読んでほしい作品。

 

7位

やがて君になる

f:id:trad0605:20191231184421j:image

 

今年完結した百合漫画。

TLの読書のオタクたちがこれの外伝小説を絶賛してたことから興味を持って買った作品。

正直、その外伝小説を読むために本編を買ったまであるし、ただの百合漫画やろって思ってたら全然違った。

登場人物の内面や距離感の描き方がめちゃくちゃ上手くてエモの塊でぶん殴られた。

ただの百合ではない2人の関係性がどうなるのか気になりすぎてぐんぐん引き込まれたし、話としてシンプルに面白かったのでオススメ。

ちなみに外伝小説は積んでてまだ読んでない。

 

6位

抜きゲーみたいな島に住んでる貧乳はどうしたらいいですか

f:id:trad0605:20191231184443j:image

 

バカみたいなタイトルと設定から繰り広げられる熱い王道ストーリー。

エロゲだからこそできたであろう頭のおかしい世界観。そんな世界観を崩すことなく本筋の話を展開しオタク心をくすぐる熱いストーリーを展開したことには素直に脱帽。

おそらく今年1番名前を見かけることが多かったえっちゲームじゃないだろうか。そう考えるとこの順位は低くないか?と思われるかもしれないが、個人的に1+2合わせての評価ならこの辺りが妥当な気がする。

1の段階で話題性抜群の作品だったが、個人的には正直過大評価な気がしていたのが本音。ところが2では1でのシナリオ上の不満点の解消、前作を活かした話の展開や演出といった文句なしの物を作ってきてくれた。なので2単体で見るともっと上の順位に行ける作品だが、2の良さというのは1あってこそなので1+2を合わせた評価ならこの辺りかなと思う。

2は本当に文句なしで面白かったのでぜひ触れて欲しい作品。

 

5位

120円の春

f:id:trad0605:20191231184518p:image

 

四季の数、つまり全4篇からなる短編全年齢pcゲー。

どの短編も暖かい話なのと、こちらも現実だったり夢だったり、大人だったり子どもだったりの話がありぶっ刺さった作品。

個人的に泣きに必要なのは日常描写であり、そこがダメなら泣けないと思っているのだが、そういった日常描写を使わずに何気ない描写で自然と涙が溢れてしまった。

短編でこういった泣かせ方ができるのは本当に上手いと思うので来年はこのライター、ブランドの作品にもっと触れていきたい(まだこれとサナララRしか読んだことがない。次はscarletの予定)

短編なのでパッと読めるので現実に疲れた社会人こそ触れて暖かい気持ちになってほしい作品。ちなみに個人的には春と冬が好きでした。

 

4位

アメイジンググレイス 

f:id:trad0605:20191231184541p:image

 

去年の話題作だが僕は今年触れたのでここ。

世界観構成の上手さ、キャラの魅力、伏線回収。そして先が気になり引き込まれる物語は本当に見事だった。

最後まで読むとこんなん好きにならないわけないやんと思わせる暴力的な作品。

あと個人的に好きだったのが、同ライターの『もののあはれは彩の頃』でもそうだったが、本筋とえっちシーンが分かれていてシナリオゲーあるあるの無理矢理ねじ込まれたえっちシーンに読むのを邪魔されるといったことがないのが本当にありがたかった。

読み手を引き込む世界観構成、伏線回収が本当に上手いライターだと思ったので今後はライター買いするリストに入った。

圧倒的爆発力の作品なので一度は是非触れてほしい作品。

 

3位

紫色のクオリア

f:id:trad0605:20191231184602j:image

 

タイトル通りクオリア問題を絡めたSF作品。

よくあるSFといった感じに見せかけて、そんな中で導かれたクオリアの答え、ある種のSFへのアンチテーゼのようなあの結末。そういったものがスッと入ってきて本当に好きな物語でしたし、もっと早くに読んでおきたかった作品。

人によってはこんな結末でいいの?って思うかもしれないが、そんな文句を言わせないほどに綺麗な物語だった。

あの答えはオタクなら一度は触れておくべき物だと思うので全人類読んで欲しい。

今年読んだ本の中で文句なしで1番だった。

 

2位

天気の子

f:id:trad0605:20191231184620j:image

 

新海誠の新作映画。

予告から不思議な少女を悪の組織から守るみたいな定番な話しかと思っていたが、新海誠がそんな正直に書くわけもなく、蓋を開けてみると世界かヒロインか、大人と子ども。そんな壮大なテーマでぶん殴られてぶっ刺さった作品。

この作品の良かったところは登場人物たちにただ選択させるだけでなく最後には自分たちがこの選択をしたんだと認めさせ、それを背負って生きていくといったところを描いていたところです。あそこで認めていなかったらここまでぶっ刺さらなかったでしょう。

それに加えて僕の性癖の大人と子どもの話が付いてくるんだから弱いわけがない。

映像、音楽、ストーリーどれもが噛み合っていて映像作品としても最高峰だった。

根底には新海誠があって最高の世界の秘密についての物語だったのでこれも見てない人は是非触れて欲しい作品。

今年1番の映画。

 

1位

さくら、もゆ。

f:id:trad0605:20191231184653j:image

 

ふぁーぼの新作で『いろセカ』の漆原雪人の新作。

まあ、文句なしでしょう。

物語の完成度として見た時にこれを超えるものはないんじゃないかと思わせられた大作。

アホみたいに壮大で長い物語を全部綺麗にまとめたことに拍手しかない。

テーマ性、個別からtrueまでの繋がり、bgmや背景、opの演出。どれも文句なしの出来で間違いなく最高の1本。

テキストは話が壮大すぎることもあり、登場人物も多く「これ誰の話やねん」となったりしたところがあったり、言い回しがくどい点があって読みづらい面もあったがそんなことはどうでもよくなるレベルで話として完結していたのでどうでもよくなった。

物語として見たら歴代の中でもトップクラスの出来なので全人類読んで欲しい作品。

今年1番のえっちゲーム。

 

 

 

こんな感じですかね。

まあ、あくまで個人的な感想ですので深く突っ込まないでくださいな。

 

これで今年も終わりですがなんとか目標にしていた月1本記事を上げるということも達成できました。これも読んでくださっている人がいるというモチベーションがあってこそなのでいつも読んでくださる方、本当にありがとうございます。正直来年は月1本上げるかわからないですが、来年もまたちまちま上げると思うのでよろしくお願いします。

来年の目標は物語を1本書くことです。

 

ということで、ここまで読んでくださった方本当にありがとうございました。来年もまたよろしくお願いします!!では!!

空の青さを知った話【ネタバレあり】

※この記事は映画『空の青さを知る人よ』の感想でネタバレがあります。

f:id:trad0605:20191101010507j:image

 

 

きっと誰しも心当たりがあるのではないだろうか

 

なんだってできると思っていた子どもの頃

自分が世界の中心だと信じていたあの頃

そう信じて井戸の中から空を見上げていた

 

だけれでも井戸の中だけでは限界があって

はやく井戸から飛び出したくて

背伸びをして空にを伸ばしていた

 

でもいつからだろう

もう空を見ることさえやめてしまった

 

井戸の外の広さを知って

自分の無力さを知った頃だろうか

井戸の中に水を流し込まれて

自分の世界がわからなくなってしまった頃だろうか

 

正確にはわからないが

それでも空の青さを忘れてしまった現実だけは理解できていた

 

 

 

そんな失った空の青さを思い出すために『空の青さを知る人よ』を見てきました。

天気の子を見に行った時に予告は何度も見てはいたのですが、なかなか時間が取れなかったのと見るか見ないか迷っていたこともあって遅くなりました。

そして、感想なんですが天気の子の時も言いましたが、大人と子ども、現実と夢みたいな物語が大好きな僕にはぶっ刺さりましたし、なんならあの花、ここさけよりも好きでした。

 

冒頭のあおいがイヤホンをつけると環境音が遮断される演出でもう引き込まれあとはもう流されるままでした。

 

この作品の題名にもあるように

 

井の中の蛙大海を知らず されど空の青さを知る」

 

まさにこのことわざ通りの内容だったと思います。

 

大海という現実を知らず、されど空の青さという夢を知る しんの

大海という現実を知らず、そして下を向いていて空の青さも知らない あおい

大海という現実を知り、空の青さという夢を諦めた しんのすけ

大海という現実をしりながらも、空の青さという夢も知っていた あまね

 

こんな4人の物語だったと。

おそらくこれだけだと伝わりきくいであろうあおいとあまねについてもう少し書くと

 

あおいは大海という現実を知らず、ここから飛び出して東京に行くという思い。

しかし、東京に行くという思いは空の青さを知るからではなく、あまねを縛ってしまっているのは自分だという思いから来ているものであり決して上を向いてはいないのです。

あまねは大海という現実を知ってはいるが、空の青さというしんのすけへの思いも知っていた。そして、あまねは空の青さを知るしんのすけが好きだったこともあり自分もしんのすけへの思いを諦めたくないし、なによりしんのすけに諦めてもらいたくなかったのだろう。

 

そして、一番語るべきなのはやはりしんのとしんのすけの対面だろう。

時折見せるしんのすけの真っ直ぐな描写は彼がどんな過程を経て夢を拗らせてしまったのかを考えさせられて、そんなところに過去の自分に夢でぶん殴られて

「将来あんたみたいなおっさんになってもいいかなって信じさせてくれよ」

なんて言われたらもう泣く(セリフは正確じゃないかも)

そして、空の青さを知るしんのが空を駆けて、空の青さを忘れてしまったしんのすけはもう空を飛べなくて。それでも必死に地面を駆けて追いかける姿は本当に良かった。天気の子の須賀さん然り、しんのすけ然り、もう現実を知ってしまって夢を忘れた、諦めた大人が昔の自分、昔の自分と重なる子どもに感化されてもう一度足掻く姿が好きすぎる僕にはとても刺さった。

 

もう文句なしで大好きな話でした。

最後はライブして終わるんかなって思っていたけど、まああれがキレイな終わり方よね。

僕自身は空の青さをとっくの昔に忘れていて、これはどうやっても思い出せなくてもう物語という形でしか知ることのできないものだろう。でも自分には手に入らないものだからこういう系統の物語にこうも心惹かれるんだろう。

 

書きたいことは書いたし短いけどこんなもんかな。

いつもと明らかに文体を変えてみたけどいつものほうが読みやすいって言われたら戻します。今回は空の青さに魅せられたってことで許して。

それでは!

 

p.s.

種パイの演技さすがすぎた

 

『五等分の花嫁』108話がやばすぎた【ネタバレあり】

今週のごてぃーぶんがやばすぎて語りたいけど、Twitterだとネタバレになるし、この時間に読んでる人いないしで語れないのでここに供養。

f:id:trad0605:20191030004528j:plain

サムネ用

 

 

いや、やばいね。

 

いや、キスまでは予想できてたし、わかってた。

でもね、あんな形だとは思ってなかった。

 

昔から一人で突っ走ってしまいがちだった四葉が今回ちゃんと自分と、周りと向き合うことができた。

 

この時点で良さがやばかった。

 

で、ここで自分と向き合ったことによって風太郎への気持ちとも向き合うのかなって思ってた。

 

でも実際は過去との決別だった。

 

四葉の目から見ると約束のために前に進んでいた風太郎。実際は風太郎は最初のほう過去のこと気にしてたりしたけど(今は吹っ切れている)

 

そんな風太郎のように前に進まなくてはいけない。そのためには四葉をずっと縛ってきた昔の思い出という鎖を引きちぎらなければいけない。

 

そして、最後に決別のキス。

 

これで鎖から解き放たれて前に進むことができる。

 

これでよかったはずなんだ。

 

よかったはずなのに…

 

なんでかな…涙が止まらないや…

 

 

 

最高すぎてリアルで「あが、あがっ」みたいな声出た。

 

これをごてぃーぶんに求めてたってことをやってくれた。

 

詳しくは別の記事に書いてるから省略するけど本当に良かった。

てかこっち読まないと言いたいこと伝わらないかも。

trad0605.hatenablog.jp

 

 

正直言うともう少し足掻いてほしかった感もあるけど、四葉が変わるにはこれしかないから仕方なさもある。

 

ただ、ここから過去の風太郎じゃなくて、今の風太郎と向き合ってレースに参加するって可能性がなくはない。(8割ない)

 

正直一番幸せになってほしいヒロインだったのでツラくもあるけど、読みたい形の物だったのですごい複雑な感情が渦巻いている。

 

まあ、とにかく何が言いたかったかっていうと最高の回でした。

 

ここからは余談ですがこれ五月本当にどうなるんですかね。風太郎のことを異性としては見ているけど恋愛対象としては見ていない五月がこの後の2話で自分から風太郎にキスをしてようやくレースに参加するのかとても気になります。キスすることはこれまでの流れでわかっている。もし、しなかったり事故って形で済ませたら僕はぶちギレます。いい加減レースに参加させてやってくれって思うし、ここで動き出さなかったらいつ動くねんってとこまできてるからな。

 

正直五月が圧倒的に正妻ムーヴを決めているので結ばれてほしさあるけど鐘の伏線どうなるんっていうのもあるから全く今後の展開がわからないし楽しみではある。

 

今週はほんとよかった…

【雑記】Switch版 Sumeer Pocketsの『ポケットをふくらませて』の歌詞が違う話

こんばんは。とらっどです。

f:id:trad0605:20191022012447j:plain

 

今回はタイトル通りswitch版のサマポケで『ポケットをふくらませて』の歌詞が変えられていた話です。

 

なんで今更この話題やねんと思う人もいるかもしれないんですが、単純に今月の記事のネタがなかったのと、これから書いていく経緯が理由ですね。本当は今月はままれの新作のスタディステディの記事にしようと思っていたんですが思い返すとえっちだったしか出てこなかった…まあ、スタステも良作だったんで気になる人は買ってみてください。

 

脱線してしまいましたね。

話を戻して本題に入るんですが、その前に今回かなり好き放題言ってるんで鍵信者やだーまえ信者の人は見ないほうがいいかもです。最後に変更後の歌詞載せる予定なんで信者だけど歌詞は気になるって人は目次載せとくんでそこから飛んでください。

 

ということで書いていきます。まあ僕のTwitter見てくれてる人はこの経緯読み飛ばしてもいいかもしれない。

今回何が起こったのか軽く説明すると、PC版のサマポケは僕も絶賛したように好評だったと思うんですよ。

ただ不満が一つもないなんてことはなくて、そんな不満の一つが『ポケットをふくらませて』の歌詞だったんですよ。サマポケ記事にこの話書いたかは覚えてないけど、僕のTwitter見てくれてる人は知ってると思う。鍵の作品と言えば音楽の強さっていうのが絶対についてくると思うんです。そして、そんな歴代の作品と比べるとオーラスのedなのに歌詞が弱い。全然作品とあってない。突如追加されたヒロインでありながらed曲が用意され、しかもその曲が歌詞もメロディもどちゃくそ強い『Saya's Song』と本当に同じ作者か?と思ってしまう。サントラで発注と違うみたいな言い訳をしていたけどそんなレベルじゃなくてお前本当に作品読んだんかレベル。自転車がいつ出てきたんだってずっと言ってた。これの何がもったいないってメロディは最強だし、夏の曲、サマポケ全体としての曲としてはめちゃくちゃいい曲だと思っていますし、だからこそもったいねぇもったいねぇって僕は思っていたんですよ。サマポケという作品はどこまでも親子愛、うみちゃんの物語であり、そんなグランドedの一番泣ける一番大事な場面で流れるedにはもう少し作品に寄り添って欲しかったなと思ってしまったわけです。一番最後にアルカテイルが流れてるからいいじゃんというのもわかります。なのでまあ他の人がどう思っていたかはわかんないですけど、まあ変わったっていうことはそういうことですよ。

 

こんな感じでもったいねえなぁって思っていたところにswitch版の話ですよ。サマポケのswitch版が発売されて数日後Twitterで「ポケットをふくらませてがsea you again verになって歌詞が変わってる」ってツイートを見かけたときは震えましたね…

 

これ絶対だーまえの仕業だろ…

こいつまたやらかしてくれたなって…

 

いや、確かにもったいなかったよ?だからって変えたらいけないでしょ。それしちゃったらpc版の否定やん。これまじで悲しかったし、だーまえはやっぱサマポケに1ミリも思い入れないんだなって思いましたね。正直サマポケに関してはだーまえの発言にイライラさせられてばかりです。サントラのコメントとかひどいでしょ。どんだけ汗かいとんねん。純粋に楽しんでたこっちに水を差すようなことをするなって。てか発注と違うって言い訳としてもひどいでしょ。そんな大事な場面の確認もしてないんか?最後もうちょっと頑張ろうとか言っておいて?意味が分からないし、お前本当にシナリオ読んだのかよって思った。

たしかに原案はだーまえかもしれないしサマポケの案を出してくれたのは感謝してるけどそれを今回形にしたのはライターの3人だからな?サントラのコメントとか本当にただの嫉妬にしか見えなかったし、これ以上口を出さないでくれって思っていたところに歌詞変更ですよ。こんなん絶対歌詞あってないって言われただーまえが変更させろって言ったでしょ。pc版をないがしろにされているようでただただ悲しかったね。

これのさらにむかつくのが公式がだんまりなんですよ。発売前の変更しますはおろか、発売後もだんまりで歌詞の紹介もない。唯一アナウンスがあったのは発売後のオーケストラコンサートでの社長からだけ。そんな信者しか来ないような場所で発表したって意味がない。だーまえ信者なんてだーまえが新しく書いたんだ!嬉しい!ぐらいにしか思わないだろう。だが信者でもないこっちからしてみればたまったもんじゃない。pc版のポケットをふくらませてはなんだったんだよ。せめて本当に正しいとこをしていると思うなら変更したのでpc版をプレイした皆様も是非switch版も遊んでみてくださいぐらい言ってみろよ。

本当に悲しかったしキレ散らかしてました。

だーまえまじでインターネット向いてないし遠ざけろよって言いたいけどその話になると脱線するのでまた機会があれば。

そして変更後の歌詞を知りたいと調べまくっても一切出てこない、それに関する発言が消されていたりするなどでswitch版を買うしかないのかと思っていました。でも、僕はこの件にぶちギレていたので買う気になれないでいました。

そんなこんなでしばらく月日が経過して今から1,2か月前かな?

僕のTLでついに変更後の歌詞が発見されます。

そして見に行ったんですが、なんとも言えない感情になりましたね。

たしかに作品にあった歌詞にはなっていたんですが、ずっと聞いてきた歌詞のほうが残っていたので何とも言えませんでした。唯一浮かんだのは最初にこっちの歌詞だったら間違いなく今の歌詞に変更はなかっただろうなってことぐらいです。

そして、この件に怒っていた僕はこの歌詞を晒してやろうかと思ったんですが、消されているものを見たこともあってさすがにやばいな思ってその時はやめました。

しかし、今日なんとなくネットサーフィンをしていたら、ふとこの話を思い出して再び変更後の歌詞を見に行きました。そしてついでにいろいろ検索してみると他の人がブログに変更後の歌詞を載せているのも見かけたので僕もこの話して大丈夫だなと思い書くことにしました。

ここまで書いてきたことは事実かどうかはわかりませんし、だーまえが言い出したのではないかもしれない。それでもこれまでの発言だったり、公式からアナウンスがないことを考えても僕はそうとしか思えませんし、何度も言いますが本当に悲しかったです。

まぁ、歌詞が作品とあうようになったキャッキャッって無邪気に喜ぶのが一番なんでしょうけどね。僕がひねくれているのが悪い。

 

こんなネガティブな話つまんなかったでしょう。ここまでお付き合いくださった方ありがとうございます。あくまで僕個人の意見なので何かあればコメントかTwitter:trad_0605まで。それでは最後に僕が書き起こした歌詞を置いておこうと思います。耳コピなんで間違っているかもしれませんが。察しのいい人はこの文でどこに変更後の歌詞が転がっているかわかったと思うので探してみてください。僕は今日久しぶりに見に行って全然人に見られていなくて驚きました。今月こんな記事でいいんか感あるしもう一本あげるかもしれませんがわかりません。それではまた今月か来月に!

ポケットをふくらませて ~Sea,You Again~

七つの海を越えて 遥かな冒険した
これ以上はもう贅沢 願いなら告げた後
梅雨空も過ぎ去って 新しいページが開く
大人になんてなれなくていい だって大切な宝物を忘れることでしょう
そんなの嫌だ誰だって嫌だ だから必死に守っていくんだ このポケットに詰め 約束

のどが乾いたらそうだ ラムネ買って飲もうか
セミはじーじーと鳴いて どこまでも続く空
揺れている陽炎と 立ち向かえカブトムシたち

いつか誰もが大人になって 夢も忘れて生きていくなんて 誰が決めたんだろう
あんなに大きく描いた夢だから 叶わなくてもここにあるって どうか信じさせて 神様

夜のとばりが降りて 草むらに灯がともる まるで長い夢でも見てたよう
開けることがなくても もう夏が来なくても
いつかまた鮮やかに思い出す

笑って はしゃいで 走って 疲れて 休んで 見上げて その蒼に吸い込まれ
気づけば瞬く星の海に浮かんでて
傷つけ 悩んで 悔やんで 迷って 探して 失くして 探して 探して 君さえいればよくて

行かないで どこにももう 描いた夢だと 置いてかないで
楽しくこと たくさん待つよ もしかしたら 全てがが本当になるかも
だんだん忘れて 遠くへ行く こぼれるほど幸せを詰めた

 

 

『きまぐれテンプテーション』感想【ネタバレあり】

こんにちは。2日ぶりですね。

本当は書くつもりなかったんですが色々と思うところがあったので書くことにしました。

増税前の駆け込み記事ですね(関係ない)

f:id:trad0605:20190930141438j:image

ということで今回はきまぐれテンプテーションの感想です。

今回ガンガンネタバレありで話していくんで結論から言いますと…

 

 

面白いんだけど…っていう部分が多かった気がしますね…

 

ホラー色強めの緊張感あるシナリオにテンポいいテキスト、trueでの伏線回収ではなるほどなぁと唸らされるものなどありロープラでこのシナリオと考えたらとても満足のいくものだったんですが…

全end見るのがめんどくさすぎる…

end数多いし、分岐めんどくさいしで本当に大変だった…しかも、未読までスキップ、次の選択肢までスキップの機能があるにも関わらず探索パートの調べる、話すで邪魔されて止まる。何の意味もない。どうしてもtrueとnormalとbadだけで良かったのでは?や探索パート必要だったか?って思いが生まれてしまう。

僕が最初に辿り着いたのは【 】endだったんですが、このbadとtrueの関係は良かったと思うし、はつゆきさくらの綾endが好きな僕はなんならtrueより好きまである。てか、なんならこんなにendいらないからもう1えっちシーンあったほうが嬉しかったって思ったのは内緒。

そして分岐に一切関係ない探索パートも必要だったか?あの選択なくても普通にシナリオ進めることは出来ただろうし、分岐があるならまだしも関係ないしスキップの邪魔でしかなかった。いや、まあ探索で分岐されたらされたでわかりづれえってキレてたと思うけど。

てか、僕が分岐なんてシンプルでいいだろって思ってるんですよね。物語読みたくてやってるのに複雑にされてめんどくさくされたら読む気がなくなってしまう…いや、楽しませようとしてくれてるのはわかるんだけどね。どうしてもね…

こんな文句ばっか言ってるけど、ロープラでこのシナリオは本当に良く出来てると思いましたし楽しんでました。

 

そしてキャラの話。

正直に言いましょう。僕はアンネのキャラデザに一目惚れしてイチャコラするために買いました!だからもっとイチャコラしたかった!!てか、ミドルやフルプラでよかったからもっとイチャラブシーン付けて出して欲しかった!!

いや、シルプラ、かずきふみと言ったところである程度はシナリオ寄りなんだろうなって言うのはわかっていたけど、シナリオもいいキャラゲー、最近で言うと金恋みたいなものだと思っていたら、キャラデザのいいシナリオゲーを投げられたような感じだった。まあこれに関しては僕が悪いんですけどね。

いや、でもあんな最強のキャラデザをこれで終わらせてしまうのはもったいなくないか??

正直最初はこのキャラデザで中身が同かずきふみシナリオのnineシリーズの天ちゃんか…ちょっとイメージ違うな…って思ったりしたけど、そんなこと気にならないレベルのキャラデザの暴力で好きになっていったし、e-moteでどこがとは言わないけど揺れまくるしでほんと最強。欲を言えばえっちシーンも動いて欲しかった(小声

そして、サブキャラもかわいい。キャラデザ+キャラで最強なみりあちゃんはもちろん、キャラデザの花音ちゃんにキャラの晶。本当にみんな良かったし、だからこそ悲惨な最後が辛かった…花音ちゃんに突っ込んだ話とか吐き気がした…この手のイジメ、リョナ、レイプとか女の子がかわいそうな話は苦手なのです…

まあこのサリィのクズっぷりだからこそどのendも殺して終われるのは良かった。trueは説得して終わるんかなとか思ってたけど、trueでも殺してくれて良くやったって思ったのは内緒。

サブキャラ含め本当にキャラが良かったので今回だけで終わらせてしまうのもったいなさすぎるしシルプラは是非アンネリーゼイチャラブFDを作って欲しい。サブキャラもヒロイン昇格して。てかみんな求めてるはず。

trueでの約束を果たしてもう一度イチャコラする姿が見たいんや…

ただまあそんなtrueに関しても思うところがあってこれまで過ごしたアンネと主人公が再び呼び出したアンネとは別人なのではって言う…

これに関しては金恋の時にも話したけど難しい問題だし、今回はまあ当人間で納得してるからそれでいいのかなって気はするんだけど、でも…って色々思ったり…

まあ、アンネとイチャラブできるならなんでもいい(おい

 

こんな感じですかねー。

色々と言いましたが、シナリオも良かったし、アンネが可愛かったので満足です。

だからこそほんとイチャラブFDが欲しい…頼むぞシルプラ…

 

ということで今回は短いですがここで終わります。何かあればTwitter:trad_0605まで。

それでは!

 

p.s.

とあるbgmが

チョコレイトディスコ♪チョコレイトディスコ♪

って聞こえたのは僕だけでしょうか?

9月に触れた物語まとめ【ネタバレなし】

おばんです。

最近アホみたいに本を買っては積んで読んでを繰り返しているとらっどです。積み本、積みゲーはオタクの嗜みですね。

そんなこんなで今月はいろんな作品に触れたんでどの作品記事にしようか迷った結果、全部書けばええやんってことになったんで今回は9月に触れた物語の紹介、ネタバレなしの軽い感想を書いていこうと思います。ただ、現行で追っている漫画やラノベの新刊の感想に関してはどう足掻いてもネタバレにしかならないので短く済ませます。悪しからず。

それでは早速書いていきましょう。

 

1.紫色のクオリア

f:id:trad0605:20190928211204p:image

おすすめの本をTwitterで聞いたら複数の人に勧められた作品。

人間がロボットに見える少女とその友人の物語。タイトルやロボットに見えるといった点からわかるだろうが、クオリア問題含めオタク大好き量子力学、哲学の話を使って語り掛けるテキストで読みやすかった。

余談なんですけど、こういった物語によく出てくる量子力学、哲学の話をわかりやすく解説してくれている『哲学的な何か、あと科学とか』といった本があるのですがこちらもおすすめです。こういった話が出る物語ではそれぞれ物語内である程度解説がありますがあらかじめ知っておくとスッと入ってきて読みやすくなるのでオタクは読んでおくといいかも。

話を戻して、この物語は3章構成なんですが章の使い方がとてもうまい。人によってはこの物語でこんな終わり方でええんか?って思う人もいるかもしれないが、導き出されたクオリアの答えは納得できるものであったし、とてもきれいだと僕は思いました。詳しくはネタバレになるんですけど、ある物語のあり方へのアンチテーゼのようなものも感じられて僕は好きでした。

読後はこの読後感がうまく言語化できなくてほんとにきれいな物語だったしか言えないオタクになっていて言語の限界を感じていました(いつも感じてる)

色々な人がおすすめするのも納得できる綺麗な物語だったんで未読の人はぜひ読んでみてください。

 

2.雨の日アイリス

f:id:trad0605:20190928211220p:image

こちらも勧めてもらった本。

ロボットと人が共存する世界でとある家政婦ロボットとして生まれた少女の物語。

結構きつい描写もあり、読んでいてつらい場面もあったんですがロボットの生について描き切ったつらくも美しくて暖かい物語でした。

きつい描写があると吐き気がしてきたりする人間なんでそういった描写は書かないでくれーって思っているんだけど、やはりそういった描写があるからこそ感動できることもわかっているので読んでいるときはとても複雑な気分になってる。

読み終わった後にはよかった…よかった…ってなるので未読の人はぜひ読んでみてくれ。

 

3.セヴンデイズ

f:id:trad0605:20190914010245p:plain

これも勧めてもらった全年齢pcゲーム。

定価で買った直後に公式でセールが始まったり、セーブデータが消えたりとこのゲームに嫌われてるんか?とか思ったのはまた別の話。

ヒロインの7人の幽霊が成仏するまでの7日間を描いた物語。

まあこの時点で別れで泣かせに来ている物語だとわかるのだが、正直やる前は7日間で泣けるんか?って思っていました。こういった別れで感動させる物語って日常をどれだけ描くかじゃないですか、量含め内容含め。それを7日間で描いて感動させるのは難しくないか?って思っていたんですが…

7人全員泣きましたね。

キャラを描くのがめちゃくちゃうまいのと、生前の話を含めて7日間を描き切ったので1人1人にちゃんと破壊力がある。7日間7人という区切られている話でありながら、とあるルートでそれまでのことをでちゃんと清算してくれていたり、trueがあるゲームなんですが前述の通り1人1人をちゃんと描いているのでtrueのためのゲームになってない点もとてもよかった。そんなtrueは王道でこうあるべきって終わり方なのも良かったし、EDの歌詞もよくて曲も文句なし。ただ、唯一の不満点を挙げるとtrueの解放条件かめんどうくさかったことですかね。いや、やりたいことはわかるんですけど、1回見たら良くない?って思わなくはない。特にノーマル→goodって良い方を残しておくタイプなんで大変だった。

ミドルプライスなのでそこまで長くなくて泣くことができるので泣ける物語が読みたい人におすすめ。これから買う人はpc版だとtrueのアフターというかもう一人のヒロインの話がついてくるんでそれがおすすめ。

 

4.ぼくたちは勉強ができない 13巻

f:id:trad0605:20190928211243j:image

最初は先生がかわいいってだけで読んでいたけど、10巻ぐらいから話もおもしろくなってきた漫画の新刊。今回もおもしろかったので気になる人は少し前にアニメやってたのでそっち見てみるのもいいかも。

 

5.僕の心のヤバイやつ 2巻

ヤバイ漫画の新刊。尊さがヤバイのでみんな読むべき。ヤバイ。

f:id:trad0605:20190928211252j:image

 

6.120円の春

f:id:trad0605:20190928211723p:plain

オタクの天気の子の記事を読んで気になった全年齢pcゲー。

短編集で四季の数、全4篇あり、どの短編も何気ない出会いから始まる心温まる物語でした。

個人的には大人と子ども、夢と現実みたいな話が大好きなので春と冬がぶっ刺さって、春>冬>夏>秋の順に好きでした。なんなら春は泣きましたし、冬のメガネ外すとこでも何故か泣いてしまった。

先ほどから何度も「出会い」という言葉を使っているのですが、これは作中でもよく出てきていたり、夏のきっかけはなんでもよかったと思わせる終わり方でも「出会い」を強調しているような気がしたりと「出会い」についていろいろと考えさせられる物でもありました。

うまく言えないんですが(こいついつもうまく言えてないな)現実に疲れた社畜のおっさんたちに読んでほしいなって思いましたね。

短編なので長くないですし心が洗われるのでおすすめです。

余談だけど冬のbgm好き。

 

7.五等分の花嫁 11巻

f:id:trad0605:20190928211322j:image

義務教育漫画の新刊。全オタク読むべき。

ちなみに僕は25341。これに関しては記事書いてたりするので興味ある人は探してみてくれ。

 

8.nineシリーズ

f:id:trad0605:20190928211524j:image

現状ここのつ、そらいろ、はるいろが出ているぱれっとの4部作えっちゲーム。

正直どうせコンプリートパックが出るだろうからその時買えばいいやと思っていたんですが、3作目のはるいろをオタクが絶賛しててやったほうがいいと言われたので買いました。

そして、感想なんですが、たしかにはるいろは文句なしの出来でした。話が動き出してシンプルに面白かったり、春香先輩えっちだし、春香先輩えっちだし。

ただ面白くなるのがそらいろの終盤からと遅い。ここのつなんて話が進まなさ過ぎて感想がえっちだったしか出てこない。本腰に入るのが遅かったこともあり4部作と言われているが次で終わる気がしない。5,6作になってもいいからちゃんと物語を完結させてほしいと個人的には思っているけどどうなるか。

あと曲がくっそ強いのにサントラが一般販売されていないせいで音源が手にはいらない。この前のぱれっとライブのCDに3作のOP、EDが入っているらしいので16k出して買うか迷っている。再販もなさそうだし…

話が動き出すのは遅いですがおもしろいですし、ロープラなので揃えやすいのでおすすめ。えっちシーンにアニメーションあるのも良い。

 

9.ヴァイオレットエヴァ―ガーデン 外伝

f:id:trad0605:20190928211532j:image

ちょっと前にやってた京アニの泣きアニメの劇場版。

例の火災があって延期するかなと思っていたんですがそんなことなくやってくれて、しかもちゃんと泣かせてくれた。文句なしの外伝でしたし、次の劇場版もとても楽しみ。

ぼろぼろ泣けるので未視聴の人は急いでアニメ見て劇場版も見に行くべき。

 

10.かぐやさまは告らせたい 16巻

f:id:trad0605:20190928211541p:image

こっちもちょっと前にアニメがやってたやつの漫画。

話が一段落してどうなるかなって思っていたけどまた面白くなってきた。

かわいさと笑いを求めているオタクは読むべき。

 

11.ようこそ実力至上主義の教室へ 11.5巻

f:id:trad0605:20190928211556p:image

衣笠トモセのラノベの新刊。

こちらも前巻で話が一段落して次の話への導入パートのような内容だったがかわいさで死にかけた。私服、ショートカット、メインヒロインのメガガルーラもびっくりの3回攻撃で5億ダメージを受けた。やはりトモセの絵は最強なのでえっちゲーマーは読むべき。

 

こんなもんですかね~。

こうやって見るとnineしかエロゲやってないし引退か??

エロゲ以外にもいい作品はたくさんあるので普段エロゲしかやっていないオタクもぜひいろいろと触れてみてほしいです。

短いですが今回はこの辺で終わりますかね。これからきまテン、スタステ、千桃fdと忙しいので!

それではまた来月!